売上の合計と銀行の入金が合わないときは、売上、販売先の精算、送金、着金を順に分けます。差額を一括して「手数料」にせず、対象期間、通貨、返金・調整、換算条件から確かめましょう。

こんな方へ
海外販売の精算と入金を管理する方
このページでできること
差額が生じた段階を特定し、根拠資料へたどれる表を作る

四つの記録を分けて持つ

金額をつなぐ順番
記録金額の意味照合に使うもの
売上注文ごとの販売記録注文番号・明細・通貨
精算費用や返金等が反映された対象額精算番号・対象期間・調整理由
送金引き出しや送金を依頼した金額取引番号・送金費用・換算条件
着金受取口座に実際に入った金額銀行明細・日付・受取費用

一回の精算が複数の注文を含む場合は、注文と精算の対応を別表で持ちます。期をまたぐものや保留分を、売上が抜けたものと混同しないようにしてください。

仮定の例で、差額の場所を確認する

以下は計算の説明用です。実際のサービス料金・為替レート・会計処理を示すものではありません。

売上から着金までの仮定例
段階計算金額
売上対象の販売額1,000 USD
販売先の精算1,000 − 販売関連費50950 USD
送金対象950 − 送金費用5945 USD
円での着金例945 × 仮の換算値145円137,025円

同じ945 USDでも、仮の換算値が143円なら135,135円で、上の例との差は1,890円です。実際には換算に含まれる費用、別途の受取費用、保留や調整の有無も確認します。この着金額から商品原価などを引いていないため、事業の利益を示す数字ではありません。

送金サービスは、自分の利用条件で比較する

  • 居住地・事業形態・対象販売先で利用できるか。
  • 受取通貨、送金先、名義や本人確認の条件が合うか。
  • 受取・換算・出金それぞれに、どの費用がかかるか。
  • 取引明細を保存でき、注文や精算へ対応させられるか。
  • 保留や確認依頼が起きたとき、どこへ問い合わせるか。

PayoneerやWorldFirst等も、広告上の一つの数字だけでは比較できません。同じ取引額、通貨、方法、所在地の条件で公式案内と自身の契約を確かめます。ここでは未確認のサービス順位や共通の手数料率を提示していません。

未着金・差額を放置しない記録

予定日と確認日、対象の精算、差額、問い合わせ先、次の確認日を残します。返金や調整が理由なら元の注文へ結び付けます。送金依頼をした日と着金した日を同じ欄で上書きしないことも、経過を追ううえで役立ちます。

銀行に入った金額が利益ですか?

いいえ。着金には精算・送金の時期が関係し、仕入れや別払いの費用が含まれていない場合があります。採算表と資金の予定表は分けて管理します。

差額が小さければ調整してよいですか?

まず原因を確認します。同じ差が繰り返されるなら、費用の拾い方や換算条件を見直す手掛かりになります。会計上の処理は、自社の基準と専門家の確認に従ってください。

公式情報の確認先

  • Payoneer公式:料金案内

    取引方法・地域・通貨などによる費用の確認先です。適用条件は自身の契約で照合します。

  • WorldFirst公式

    自身の所在地に対応するサービスと契約の確認先です。日本向け料金の確認済み比較表ではありません。

編集確認日:2026年9月21日。表・手順・仮定の例は当メディアの整理です。リンク先の一般案内と、ご自身に適用される条件を分けてご確認ください。