販売先を増やすと、同じ商品でも価格、販売可能数、配送、精算の条件が分かれます。最初に共通のSKUと実在庫を決め、販売先ごとの数量と条件を結び付けることが、運用を崩さず広げる土台になります。

こんな方へ
国内と海外、または複数の市場で同じ商品を販売する方
このページでできること
共通在庫と市場別の条件を分け、追加する前の確認表を作る
棚の商品と在庫を照合する作業のイメージ
AI生成のイメージ写真

共通にする情報と、市場ごとに持つ情報

一つの表へ無理にまとめない
管理する情報共通にする部分市場ごとに分ける部分
商品社内SKU、型番、状態、付属品販売先の商品ID、言語、バリエーション
数量実在庫、受注確保、検品・返品待ち割当数、販売数、更新時刻
価格原価と採算の基準通貨、販売費用、配送、販促負担
注文社内の処理状態と担当者注文番号、期限、配送方法
入金照合する単位と資料の保存先精算番号、通貨、送金・着金の明細

商品名だけを結び付けると、色や付属品、セット数の違いを見落とします。同じ商品と判断した根拠をSKUの対応表へ残し、担当者が変わっても照合できる状態にします。

同じ在庫を、重複して約束しない

販売可能数を決めた後、それを各市場へ配分します。すべての市場へ同じ最大数を送ると、同時注文で欠品するおそれがあります。確保と発送で二重に減らさないことも大切です。

仮定の例:実在庫20個、受注確保4個、検品待ち2個、予備2個なら、配分候補は12個です。A市場へ8個、B市場へ4個のように、合計が12個を超えない形で扱います。更新の遅れがある運用では、その時間帯の受注も考慮します。

キャンセルや返品も、状態を確認してから戻します。返品連絡が来ただけの品物と、検品を終えて再販売できる品物は同じ数量に入れません。

新しい市場は、一件を最後まで通してから広げる

  1. 候補商品の取扱条件、配送、返品時の対応、費用を確認する。
  2. 少数SKUを登録し、商品IDと社内SKU、数量、価格の対応を確認する。
  3. 注文・発送・通知を記録し、販売先の画面でも結果を照合する。
  4. 精算と着金までたどり、差額・保留・例外の担当を決めてから対象を増やす。

複数市場に対応するツールでも、同じ機能がすべての国で使えるとは限りません。対象国と操作を組み合わせた一覧で、実際のアカウントが使える範囲を確認します。

販売先ごとの詳しいガイド

止まったときに見る三つの記録

  • 入力元:どの時刻の数量・価格を使ったか。
  • 反映先:どの商品へ、どの値を送って成功・失敗したか。
  • 人の対応:誰が確認し、再開・保留・取消を決めたか。

一つの市場で起きた失敗を、全市場へ広げないために、再開する範囲を絞ります。自動反映を止めた後に手作業で変更した値が、再開時に上書きされないかも確認してください。